【終活の第一歩】遺影写真を生前に撮るメリットとは？

遺影写真と聞いてイメージするのは、スーツで撮った笑顔の写真を連想する人が多いのではないでしょうか？
スーツや着物などのきちんとしている写真を思い浮かべられている人が多いと思います
必ずしもスーツの写真である必要はないです。
スーツで無くてもきちんとしている写真という概念もありません

どんな写真を選んだらいいのか？

その人らしい写真を選ぶのが一番の正解です

写真にはその人らしい表情や人柄が現れます
優しい人は優しい表情に、厳格な方だと厳格そうに映ります

それを一番知っているのはご本人であり一緒に過ごしてきたご家族ではないでしょうか？

他の人が写っている写真やカメラ目線でないものは避けましょう。
他の人が写っている写真については、背景を消すことで問題は簡単に解決するでしょう

なぜカメラ目線でないといけないのか

それは葬儀の時や祭壇で手を合わせる時に写真を見る時間が多いことからです
葬儀の際には一人一人が写真を見ながらその人を思い出すでしょうし、心の中で会話をする方もいらっしゃいます
また祭壇に手を合わせる時には語りかける方もいらっしゃるからです

返事は返ってはこないけれど、写真に向かって話しかけるとその人からの返事が聞こえるようにも感じるので、カメラ目線のものやピントがあっているというのは写真を選ぶ点においては重要と言えます

故人が亡くなった後で写真を選ぶ場合、多くの場合がご家族がお写真を選ぶことになると思います
そのご家族は、故人が亡くなったという悲しみの中で選ばなければなりません
また、葬儀の準備もあるという多忙な中で写真選びをされます

そのご家族が選ぶ時に悩まれるのはきっと【故人がこの写真で納得するかどうか】
大切な故人だからこそ、納得される写真を葬儀に使い、祭壇に飾りたい
そんな風に思われるのではないでしょうか？

だからこそ、終活としてご家族にこの写真を使って欲しいと話しておいたり、ご家族でどんな写真がいいかなどを話し合うことは大切だと言えます

遺影に使う写真を選ぶ時、どのくらい前の写真でも大丈夫なのか？
どの時代の写真を使うかについては自由です

ですが、できるだけ葬儀に来られた人が偲べるような写真が良いです
その人らしいとは言え若い頃の写真を遺影写真に選ばれた場合、その頃に出会っていなかった人は写真に写った故人に寄り添えるでしょうか？
となってきますと、できるだけ最近のものの方が良いと思います

写真を撮るのが苦手な方は、最近の写真が少ない場合もあるでしょうし見つけられないという方もいらっしゃるかもしれません
反対に写真が多い場合もどれを選んだら良いかご家族は迷ってしまわれます

どちらの場合も生前にご家族と話し合いになって、こまめに写真をとったり選んでおくことはとても大切なことです